記事更新日2005年08月30日

2005年8月30日 遍路ころがしリターンズ

遍路7日目

昨日は奇妙な一日だった。
ベテランのお遍路さんがいると、ゆるゆるの遍路の気持ちに張りがでる。

巡礼の空間は無構造で、平等な人間関係であると人類学者のV・ターナーは述べてるけど、しかし、ベテランのお遍路を目の前にすると、遍路経験の浅い私は少しびびってしまうし、遍路についての深い話に尊敬のまなざしすら向けてしまう。
遍路にもタテ社会は存在するようだ。

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今日は20番札所鶴林寺、21番太龍寺へと向かう。
その間には・・・


久しぶりの登場!「遍路ころがし」が私を待っているのだ。
前回の遍路ころがしでは、さんざん苦しめられた。
今回もあの苦しさが待っているのか。

ドラゴンボールでいうと、ピッコロを倒したのにサイヤ人がやってきた感じ。強いやつが次々でてきて、私は気分がわくわく、悟空になった気分。
空を見上げるとナメック星が見える!いや違う、雲行きが怪しい。

雨がぽつぽつと降ってきた。

初めてグレーのカッパを出してきる。
雨具で完全武装したグレーの遍路が町を歩いていく。
鶴林寺へ向かう遍路路、どしゃぶりの雨。
どこかの家のガレージで雨宿りをしていると、
グレーの武装遍路を怪しく思ったのか、おじさんが出てきた。
おじさんが一言、「雨がひどいな。がんばってな」
グレーの遍路はおじさんの応援を背中に遍路ころがしへと向かっていった。

えっ!?ここが遍路路と、それともあっち?!と路に迷いながら林道に入っていく。
林道にはいると雨はいっそう強さを増してきた。

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雨で視界が狭まり、遍路路は洪水のように雨が流れていく。遍路の滝登り。
ようやくたどり着いた鶴林寺。

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目の前に現れたのは巨大な鶴の像。
鶴林寺の屋根から雨が怒涛のごとく流れ落ちていく。
納経所のおじさんは、がんばったねの一言もくれず、たんたんと私の納経帳に朱印をくれた。
なんか言って欲しかった・・・ぐすっ・・

気を取り直して、雨のなか山をくだり太龍寺へ。
はあはあ、ぜえぜえ。

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息がきれる。雨で体が冷えてきた。
白い吐息が・・・

上へ下への遍路ころがしを終えてようやく太龍寺に。
そこは西の高野山と呼ばれる。
霧に包まれ聖域にふさわしい世界がそこにはあった。

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posted by 渡り鳥太郎 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徳島<発心の道場>
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