記事更新日2005年08月26日

2005年8月26日 地獄の遍路ころがし

遍路3日目
天気 曇り 
気温30度
歩数 43861歩
11番札所藤井寺〜12番札所焼山寺

今日は四国遍路最初にして最大の難関とされる焼山寺への山越えである。昨日の鴨の湯を7時頃出発。外人2人組みは夜も元気にさわいでいた。

藤井寺に30分ぐらいで到着。お参りをすませ、クリームパンを境内で食べる。
しばらくすると、昨日あったお遍路さんに会う。軽く挨拶をする。朝の境内は静かで涼しい。納経所の人は私には無愛想だったが、後からきた女の子お遍路さんには優しかった。
本堂の左に焼山寺への道がある。いよいよ山越えである。

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「焼山寺への道」

最初の登り。山越えは単調な登りだと思っていた・・・

 ところが、・・・・8264.JPG

急斜面の山の中をえんえんと進む。
鬱蒼とした、薄暗い山の中をすすむ。
まさに苦行である。ここは遍路が苦行であり、修行の場なのだ。
私は修行なんてしたくない。苦行も嫌いだ。
はぁ・・・

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時折みえる外の景色は最高だが、あとは暗い山。

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長戸庵、柳水庵と休憩所を通り、そこで休憩しながら歩く。


82610.JPG  82611.JPG

とてもきれいな休憩所(上)


水は柳水庵で最後らしくここで補給する。
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貴重な水(上)

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(上)お遍路姿の渡り鳥太郎 まだお遍路姿が恥ずかしい頃

のぼり、おり、のぼり、おり・・・
一体、私は何のために歩いているのか。

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周りは木々で覆われ、外界から遮断された景色。
私は遍路空間にどんどん迷いこんでいった。

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荷物が重い・・・足が痛い・・・汗が大量に噴出でる・・・
いつも以上に身体が苦痛を訴えている・・・

汗でズボンがぐしょぐしょ。前に掛けていた山野袋もぐしょぐしょ。
防水タイプにすればよかった。
納経帳が濡れなければよいが・・・

のぼりがきつい。少しのぼっては休憩し、休憩しては進む。
はあはあ。ぜえぜえ。しんどい。
一体今どこにいるのか。先に光が見えた!!
と思ったらまた下りが待っている。

浄蓮庵(一本杉庵)へ到着。

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大きな一本杉の前に巨大な弘法大師の像があった。

82617.JPG

静寂した空間に巨大なお大師さんの像が私を迎えてくれた。しばらくお大師さんの前で休憩する。お大師さんは何人ものお遍路さんをここで見てきたのだろう。
お大師さんは私を見てどう思っているのだろう。

へんなやからがやってきなあ、まあ、がんばれや、なんて思っているのだろう。

ここで一緒になったお遍路さんと少し話しをしながら、ここで昼食をとる。

峠に再び入る。どこからか
「気合だ、気合だ、気合だー」
アニマル浜口の声が聞こえる。
峠越えで頭がハイになったようだ。ランナーズハイじゃなく、ウォーカーハイ、お遍路ハイ・・・妄想は止まらない。気合だ、気合だ・・・アニマルはまぐち・・・

82612.JPG


あと少しだ後少しだ。木の枝に「後少しです、がんばって」と掛札がかけてあった。
しかし、まだだ。あと5km、3km、2km・・・1km。
汗で体がぐしょぐしょ。ズボンもぐしょぐしょ。くつもぐしょぐしょ。荷物がおもい。

ああ、一体この山はなんなんだ。
なぜ私をここまで苦しめるのか。
私はお遍路は楽しいものだと錯覚していた。
ぜんぜん、楽しくない。
私のお遍路に対する意識が焼山寺の道で一気に崩れていった。

山を下っていると後ろでガサガサッと音がした。
はっとしたら、後ろで何かが通っていった。
あれは、一体なんだ?たぬき?ふくろう?さる?お大師さん?
少し怖くなり早足で駆け下りる。

82616.JPG
ふくろうに注意?!


昨日買った杖がおおいに役立った。これで、のぼりは格段に楽になった。
買っておいてよかった。
そして、光が見えたその先には念願の焼山寺が!!
死ぬ思いをしてようやくたどり着いたのだった。

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posted by 渡り鳥太郎 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徳島<発心の道場>
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