歩いている横を鮎喰川が流れている。
陽射しはますます強くなる。暑い。
ああ、泳ぎたい。あの川で泳ぎながら進みたい。
途中、ちょうど降りれそうな所があった。
そこでは子ども連れの家族が水遊びをしていた。
私も降りて、適当な場所で川に足をつける。
少し見苦しいですが私の足です。
はぁぁ。きもちいい。ずっとここにいたい。
パシャパシャ。パシャ・・・
むくんでいた足が急速に引き締められていく。
くー。冷たい。
しばらくして別の家族がやってきた。
ほのぼのとした風景の中にぽつり孤独なお遍路が一人。
一人で足をつけていた私は、
いそいそと遍路道に戻っていった・・・
しばらく、先のみえない遍路道を歩いていると奇妙な物体が先のほうに見える。
なんだあれは!?UFO?
謎の物体のそばに休憩所があった。
リサイクルハウス、おやすみなし亭と看板が立ててある。
中に入ってみる。
中はとても綺麗で扇風機があり、ゆったりとできそうだ。
冷蔵庫があり、ジュースと水が置いてあった。
テーブルの上には宿帳と、その横にお遍路さんのお守りとして
地元の人が作ったきんちゃく袋が置いてある。
この休憩所は誰が管理しているのだろう?
謎の物体と綺麗な部屋。謎は深まるばかり。
注意深く部屋を観察してみる。
壁にこの休憩所についての張り紙がしてあった。
意外とあっさりと謎は解けた!!
下記のような新聞記事(実際は別の新聞だったが)が壁に張ってあった。
環境配慮型「お接待」 遍路休憩所にエコ発電機
「京都新聞 電子版2005月28日」
あれは発電機だったのだ。
神鋼電機の「そよ風くん」らしい。
環境にも配慮した進化した休憩所。
地元の人々の篤いお接待の上に成り立つ四国遍路。
時代と共にお接待の形も少しずつ変容していくのだろう。
涼しい風をうけながら、ジュースを有難く頂戴する。
昼寝をしようと思ったが、「寝ないで下さい」と張り紙が張ってあったので
やめる。
ゆっくり休んで再び進みだす。
歩き始めるとハイキング姿の軽装の若い男性に会う。
小さなリュックの彼は、タッタッタと颯爽と歩いていった。
競歩選手のようだ。
太陽の光を浴びて彼はとても輝いて見えた。
そして、私はようやく大日寺へ到着した。
大日寺の地図(by Google)









