記事更新日2005年08月27日

2005年8月27日 善根宿の出来事

8月27日 その3

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大日寺で下駄を履いた大きな外人遍路を見かける。
下駄で山越えただろうか・・・
ありえん。

大日寺をこえて歩き続けるが、昼食をとるのを忘れる。
店がぜんぜんない。
飢えと足の痛みで思考が麻痺していく。

もくもくとただ歩くだけ。足の痛み、飢えに耐え、次々と札所を回る。

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ようやく見つけた店で牛乳パン105円を買う。
店のおばちゃんが何か話しかけたが、思考停止状態で何を言ったかわからなかった。
私はただ「ありがとう」と返事をしたようなきがする。

そうして、16番札所と17番札所の間にある栄タクシーの善根宿に到着。
タクシー会社の二階に善根宿がある。

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四国名物とおおきく看板がかかげてあった。

もうすでにお遍路さんが3人きていた。
最終的に10人も狭い部屋に泊まることになった。
大日寺で見かけた下駄の外人も一緒に泊った。

とても個性のある社長さんがやってきた。
ここの善根宿はお遍路さんじゃなくても泊りにきてもいいよといっていた。
バックパッカーにはうれしい宿である。
宿のノートにはたくさんのお遍路さんが感謝の気持ちを書き込こんでいた。
社長によると、鉄下駄の外人遍路がいたそうだ。

今日、一緒に泊った下駄の外人遍路のほかに、もう一人外人がいた。
彼は足袋をはいていた。
外人は特に日本の和を楽しむ傾向があるようだ。
足袋も下駄もアスファルトの遍路道には適していないけど・・・

6時半にスーパーで半額セールをやっているのでみんなで買いにいく。
輪になって夕食をする。
私はスーパーですだち酒を買っていった。
[徳島直産]すだち酒 300ml
[徳島直産]すだち酒 300ml
すだちの香りがさっぱりとして口当たりがよい。
しかし、飲んでいたのは私一人だった。
一応、他の遍路にお酒をまわしたのだが、遠慮しているのか飲まなかった。

社長さんによると以前酒を飲んでつぶれた遍路がいたらしい。
「酒を飲むのはかってやけど、つぶれんようにな・・・」と言っていた。

スペインのサンチャゴ巡礼にも同じような巡礼宿があり多くの巡礼者と寝食を伴にする。
自炊設備が整っていたり、巡礼宿で夕食を用意してくれたりする。
そこではスペインのワインをいつも飲んでいる。
ワインを飲んで語らい楽しみながら一日の疲れを癒しながら歩いている。

私はサンチャゴ巡礼の体験が強く印象に残っていて、巡礼ではお酒は欠かせないものと思っていた。
四国遍路は禁酒というきまりはない。自由である。
しかし、何か酒を飲むという行為は私以外の遍路にとって好ましい行為ではないようだ。
私は違和感を覚えながら一人で酒を飲んだ。

同じ部屋にいろんなお遍路さんがいたが、ほとんど信仰心ではなく、冒険や癒しを求めてだった。それぞれ内面には深い悩みや動機がある。
今日いろんなお遍路さんと会って遍路の多様性と奥深さを知った。

彼らとはまたどこかで会えそうな気がする。

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posted by 渡り鳥太郎 at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 徳島<発心の道場>
この記事へのコメント
宿のノートにはたくさんのお遍路さんが感謝の気持ちを書き込こんでいた。
↑鳥もっさんも何か書いたんか?
差し支えなければ、教えてくれ!
も、もしや、何も書いてへんとか‥まさかな
Posted by タクァシ at 2005年11月11日 16:40
コメントありがとう。
ここでは何も書いてないような・・・
書く暇が無かったと思う。
今書くとしたら、「ありがとうございました」の一言かな。
Posted by 渡り鳥太郎 at 2005年11月11日 21:30
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